携帯電話を申し込むと、入会時には簡単な審査が行われます。どこの審査にも通らないような場合だと、携帯電話を持つことが出来なくなってしまいます。
そうはいっても携帯電話は現代の生活において必需品ともいえる存在なので、持てないのは困りますよね。
そういった理由で携帯電話を持てない方におすすめなのが、審査なしのところを利用することで、だれでもモバイルもそうった携帯会社の1つです。
審査がないため、何らかの事情で携帯電話の審査に落ちてしまう方であっても、携帯電話を持つことができます。
当記事では、そんなだれでもモバイルの料金プランや回線、支払い方法や申し込み方法など、だれでもモバイルの最新情報や、利用にあたって知っておきたい事を解説していきます。
だれでもモバイルは審査がないので携帯ブラックでも契約できる
冒頭でも述べたように、だれでもモバイルは他の大手キャリアや格安SIMと違い、入会時に行われる審査が一切ありません。
審査がないため、大手キャリアや格安SIMに申し込むと審査落ちしてしまう携帯ブラックの方でも契約することができます。
審査不要というと反社会的な会社や怪しい会社ではないかと思う方もいるかもしれませんが、だれでもモバイルは総務省に電気通信事業者として認定されている株式会社JTAによって提供されているサービスです。
そのため、いわゆるヤミ金融のような違法業者ではないので、安心して構いません。
だれでもモバイルを利用する上で、主に必要になる条件は次の通りです。よほどの事がなければ、携帯ブラックの方も対象になります。
- 反社会的勢力ではないこと
- 18歳以上であること
- 初期費用の支払いができること
- 過去の未払いなどにより運営会社の社内ブラックになっていないこと
- 銀行口座を持っていること
だれでもモバイルは前払い制であるため、入会時に2か月目の月額料金を支払う必要があります(初月の月額料金は無料)。2か月目の月額料金を支払うことで、SIMが送られてきて正式に利用を開始できる仕組みです。
だれでもモバイルは月額料金などが安いわけではないので、他の携帯電話を持てる方であればそちらから申し込むのが良いですが、不払いなどが原因で他社の携帯電話の審査に落ちてしまう方であっても、携帯電話を持てるのが最大のメリットです。
携帯ブラックとは
各携帯電話会社はTCA(電気通信事業者協会)やTELESA(テレコムサービス協会)に加入しており、不払い者の情報を相互共有しています。俗に言う「携帯ブラック」は、この不払い者情報に名前が載ることを意味します。
携帯ブラックになってしまうと、TCAやTELESAに加盟している業者で携帯電話を持とうとすると審査落ちしてしまう場合があります。
また、TCA/TELESAのブラックリスト状態にはならなくても、短期解約や強制解約となった場合などだと、該当する携帯会社の社内ブラック状態になり、再び契約する事が出来なくなる場合があります。
その場合は、別の携帯会社から契約すれば、携帯電話を持つことは可能です。
CICのブラックリストは影響する?
携帯電話会社は信用情報機関であるCICにも加盟しています。そのことからすると、いわゆる金融ブラックの方(CICに延滞情報等が記載されている方)も、携帯電話を持つことができないのかと思うかもしれません。
しかし、結論から言えば携帯電話の契約においては、CICのブラックリストには影響しません。契約の審査の上では、CICの情報を見ることはないためです。
ただし、「スマホ等の購入時の分割払い」の場合、CICの情報を確認するため、ブラックリストが影響します。CICのブラックの方の場合だと、iPhoneなどの高額な機種を分割払いで購入することはできません。
一括払いにするか、安価な機種(目安は10万円以下と言われます)を購入するようにすれば、CICの情報の確認はされないので、ブラックの方でも携帯端末の購入は可能です。
だれでもモバイルの料金支払いは前払い
だれでもモバイルの料金の支払い方法は前払いのみとなっていて、支払日は毎月27日です。
例えば12月の月額料金は、前月の27日にあたる11月27日に支払うことになります。他社の携帯は翌月1月に支払う後払い制であることが多いですが、だれでもモバイルはその逆です。
だれでもモバイルが審査なしで利用できる大きな理由は、前払いによって不払いのリスクを減らしている点にあります。
支払い方法は口座振替のみ
だれでもモバイルの支払い方法は口座振替のみとなります。クレジットカードを持っていないという方でも、銀行口座さえあれば契約する事が可能です。
デビットカードやプリペイドカードなどは使用できません。
格安SIMだと支払い方法はクレジットカードであることが多いですが、だれでもモバイルであればCICのブラックリストが影響してクレジットカードを持てない方でも問題なく契約ができます。
だれでもモバイル料金プラン
だれでもモバイルの料金プランは下記の通りです。
通話10分+データSIM | かけ放題+データSIM | SMS+データSIM | データ専用 | |
---|---|---|---|---|
1GB | 1,990円 | 3,300円 | プランなし | プランなし |
3GB | 3,700円 | 5,500円 | 3,300円 | プランなし |
5GB | 4,500円 | 6,160円 | 3,800円 | 3,300円 |
7GB | プランなし | 7,040円 | プランなし | プランなし |
10GB | 6,100円 | 7,810円 | 4,950円 | 4,400円 |
20GB | 8,700円 | 11,100円 | 7,150円 | 6,600円 |
30GB | プランなし | プランなし | プランなし | 9,350円 |
50GB | プランなし | プランなし | 15,000円 | 11,100円 |
このようにだれでもモバイルの料金設定は高めです。審査なしで利用できるぶん、高めの料金設定になっている点には注意が必要です。
初期費用として2か月目の月額料金を支払う必要がある
だれでもモバイルは初月の月額料金は無料ですが、契約時に2か月目の月額料金を初期費用として支払う必要があります。
そのほかの初期費用として必要なものは次の通りで、事務手数料と口座振替手数料が必要になります。
事務手数料 | 5,500円/1枚(税抜価格5,000円) |
---|---|
口座振替登録料 | 550円(税抜価格500円) |
2回線目以降の事務手数料 | 10,000円/枚(税抜価格9,090.90円) |
この初期費用の支払いの確認ができ次第、SIMが送られてきて利用を開始できるという仕組みになっています。
プリペイドSIMの料金プラン
だれでもモバイルでは事前に料金を払ってから、一定期間インターネットを利用できる「プリペイドSIM」もあります。
プリペイドSIMはデータ通信のみで、電話番号を利用できないため通話はできません。
プリペイドSIMの料金プランは下記の通りです。
日数・ギガ容量 | 料金 |
---|---|
60日50GB | 13,400円 |
60日20GB | 6,960円 |
60日15GB | 6,600円 |
30日50GB | 13,200円 |
30日30GB | 9,200円 |
30日20GB | 6,600円 |
30日15GB | 6,200円 |
30日10GB | 6,000円 |
10日10GB | 5,600円 |
7日30GB | 9,000円 |
7日20GB | 6,400円 |
7日10GB | 5,200円 |
だれでもモバイルのオプション
だれでもモバイルで利用できるオプションは次の通りです。
- 留守番電話(月額550円)
-
電話に出られない時に電話をかけてきた方のメッセージを受け取ることができます。
- 割り込み電話着信(月額440円)
-
通話中に別の電話がかかってきた際に信号音で知らせます。
また、現在の通話を保留にしたまま、後からかかってきた電話に出ることができます。
- ウイルスバスターモバイル月額版
-
個人情報を守るためのウイルスバスターモバイルを利用できます。
- iOS cloud
-
Android&iPhoneをバックアップする際に、容量無制限でクラウドに保存できます。
- Smart・Checker (MyPermissions)
-
それぞれのアプリがどの個人情報にアクセスしているかを把握し、必要に応じて解除する事ができます。
携帯・スマートフォンは自分で用意する
だれでもモバイル側で携帯電話やスマートフォンの販売はされておらず、スマートフォンは自分で用意する必要があります。
今まで使っていたスマートフォンをそのまま使っても良いですし、新たに購入してもOKです。
だれでもモバイルの回線はNTTドコモで、SIMロックが掛かっている場合はドコモの回線に繋げられないので、事前に解除しておく必要があります。
SIMロックは2021年10月に規制されましたが、規制前にauやソフトバンクなどで購入した端末の場合は、SIMロックが掛かっていることが多いので注意する必要があります。
ドコモから購入した端末の場合や、SIMフリー端末などであればSIMロックの心配ありません。
だれでもモバイルの動作確認済端末は下記のリストから確認できます。このリスト内にない機種だと正常に動作しない可能性があるので注意してください。
データ通信量が足りない場合は追加ができる
データ通信量が足りない場合は、下記の「データ追加パッケージ」を購入することで、データ通信量の追加が可能です。
追加容量 | 有効期限 | 料金 |
---|---|---|
1GB | 当月のみ | 1,100円 |
3GB | 当月のみ | 2,200円 |
5GB | 当月のみ | 3,500円 |
10GB | 当月のみ | 6,800円 |
15GB | 当月のみ | 10,000円 |
20GB | 当月のみ | 13,000円 |
25GB | 当月のみ | 16,000円 |
30GB | 当月のみ | 19,000円 |
1GB | 当月+2カ月 | 1,610円 |
データ追加パッケージの購入は以下のページから行えます。
違約金
だれでもモバイルの違約金は次の通りです。
強制解約違約金 | 15,000円 |
---|---|
契約期間外解約金 | 10,000円 |
だれでもモバイルの最低利用期間は12か月で、12か月目が解約月になります。解約月以外に解約をすると、契約期間外違約金が発生します。
また強制解約になった場合は15,000円の違約金が発生しますので注意してください。
だれでもモバイルはドコモ回線で通信環境は安定
だれでもモバイルではドコモ回線を間借りする形でサービスを提供しています。
だれでもモバイルはNTTドコモの5G/LTE/3G網のサービスエリアであれば、どこでも利用できます。通信エリアについては、NTTドコモのホームページで確認ができます。
5G対応スマホであれば、ドコモの5G回線への接続も可能です。
通信速度は外部環境に大きく影響されますが、ベストエフォート(回線業者が提示した最大通信速度を上限とし、最大限に努力した速度でインターネットに接続)での提供となっているため、日常利用においては問題なく使えると思われます。
ただし、あくまでドコモから回線を間借りする形で提供されているので、キャリアスマホと比較すると通信速度は遅いと思われます。平日の昼間などの混雑しやすい時間だと、通信速度が低下する可能性は考えられます。
ネットの閲覧すら満足にできない程度の速度になることは少ないと思われますが、オンラインゲームのようなある程度の通信環境が必要なものを利用する場合は、通信速度が影響する可能性があることは頭に入れておくと良いでしょう。
なお、だれでもモバイルにおける理論上の最大速度は次の通りとなります。あくまで理論値で、実際の通信速度は環境によって大きく変化します。
- 高速データ通信適用時:下り最大375Mbps、上り最大50Mbps
- 高速データ通信非適用時:最大200kbps
通信制限時の速度
だれでもモバイルにおいて通信制限を受けた場合の速度は最大で「200Kbps」になります。この速度だと一般的なインターネットのページ閲覧でもストレスになる速度で、使い勝手は悪いです。
通信速度を避けたい場合は、上記の「データ追加パッケージ」を購入してデータ通信量を追加することで、使えるデータ通信量を増やすことが可能です。
だれでもモバイル申し込み方法
誰でもモバイルの申し込みまでの流れは次の通りです。
Webから申し込み
申し込みフォームに必要事項を記入し、申し込みを行ってください。
この際身分証(顔写真付き)と口座振替登録をするための銀行口座の情報が必要になるため、事前に用意しておくとスムーズに申し込みできます。
身分証として利用できるものは以下の通りです。webでの契約の場合は、顔写真付きのものである必要があります。
- 運転免許証
- 在留カード
- 障がい者手帳
- パスポート
- 外国人登録証(永住)
- マイナンバーカード(表面のみ)
- 住基カード
だれでもモバイル側から連絡がある
申し込み内容を確認でき次第、だれでもモバイル側から初期費用や口座振替に関する案内があります。
入金確認後、商品が発送される
初期費用の支払いや口座の登録が確認でき次第、自宅にSIMが発送されます。
SIMを受け取れば利用を開始できます。なお携帯はご自身で用意するようにしてください。
だれでもモバイルの解約方法
だれでもモバイルを解約したい場合、下記の解約フォームに必要事項を記入して提出してください。
乗り換え先でも同じ携帯電話番号を使う場合は、「MNP予約番号の発行」の欄に必ずチェックを入れてください。
初期契約解除について
何らかの理由で契約後すぐに解約したい場合は、初期契約解除制度を利用する事が可能です。
初期契約解除はクーリングオフに近い制度で、通信サービスの契約を利用者側から一方的に解約できる制度です。ただ適用できる期間がクーリングオフとは異なるので注意してください。
だれでもモバイルの場合、契約締結通知を送付した日から起算して8日間が、初期契約解除を利用できる期間となります。
初期契約解除を行う場合は、webサイトまたは書面での申請によって行えます。
だれでもモバイルのメリット / デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
審査不要ですぐに使える プランの種類が豊富で用途に応じて選びやすい 口座振替に対応 | 月額料金や違約金が高額 キャリアと比較すると通信速度は遅め 端末は自分で用意しないといけない |
だれでもモバイルのメリット
審査不要ですぐに使える
誰でもモバイルの最大の特徴は「審査がない」ということです。
審査がないため、18歳以上の方であれば携帯ブラックのような方も含めて誰でも利用ができます。
プランの種類が豊富
誰でもモバイルはプランの種類が豊富なので、各々のスマートフォンの使用状況に応じて、適切なプランを選択する事が可能です。
口座振替に対応
だれでもモバイルの支払い方法は口座振替/前払い方式です。クレジットカードを持っていない方でも問題なく契約ができます。
だれでもモバイルのデメリット
月額料金や違約金が高額
だれでもモバイルは審査なしで契約できるぶん、月額料金は他社の格安SIMと比較すると高額です。また、解約月以外の解約だと、1万円の解約金も発生します。
携帯ブラックのような諸事情がなければ、他社の格安SIMを使った方がお得です。
キャリアと比較すると通信速度は遅め
だれでもモバイルは他の格安SIMなどと同じように回線を間借りしているため、通信速度は一般的なキャリアスマホと比較すると遅くなります。
特に昼間などの回線が混雑しやすい時間帯は通信速度が下がりやすいので注意してください。
端末は自分で用意する必要がある
だれでもモバイルではSIMのみの提供で、スマートフォンの販売はされていません。機器を購入したい場合は、他の店舗で別途購入する必要があります。
契約者の声
携帯ブラックの方々の体験談
「だれでもモバイル」は、携帯ブラックの方でも契約が可能な携帯電話サービスとして多くの人々に支持されています。審査がほぼ不要で、過去に携帯料金の滞納があったり、ブラックリストに載っている方でも安心して利用できます。
実際に「だれでもモバイル」を利用しているお客様からは、多くの感謝の声が寄せられています。
例えば、あるユーザーは以前の滞納によって大手キャリアとの契約が難しくなり、スマホを持つことすら諦めかけていました。しかし、「だれでもモバイル」の存在を知り、すぐに契約ができたことで、再び日常生活の利便性を取り戻すことができました。
また、別のユーザーは、他社の格安SIMサービスでも契約審査に通らず、スマホを持つことに対して絶望的な気持ちを抱いていました。それが「だれでもモバイル」の審査に99.8%の確率で通ることを知り、自信を持って契約に臨むことができたとのことです。スマホを持つことで、仕事の連絡や日常のコミュニケーションがスムーズに行えるようになり、生産性も向上したと語っています。
このように、「だれでもモバイル」は携帯ブラックリストに該当する方々でも心強い味方となり、多くのユーザーから高い評価を受けています。
他社との比較
大手キャリアとの違い
だれでもモバイルは、携帯ブラックでも契約が可能な点が大手キャリアとの大きな違いです。
大手キャリアでは、過去に携帯料金の滞納がある場合、審査に通らないことが多いです。これは、大手キャリアが不払い者リスト(ブラックリスト)を共有するためです。
しかし、だれでもモバイルはこのようなブラックリストの影響を受けず、携帯ブラックでも99.8%の確率で契約が可能です。
これにより、過去に滞納があった方でも安心して利用できます。
他の格安SIMサービスとの違い
他の格安SIMサービスと比べても、だれでもモバイルはユニークな特徴を持っています。
多くの格安SIM会社では初期契約時に審査がありますが、だれでもモバイルは審査がほぼ不要です。
この点が、審査が不安な方や携帯ブラックリストに載っている方にとって大きな魅力です。
また、だれでもモバイルは月額料金1,990円からという料金プランを提供しており、他の格安SIMに比べてもリーズナブルです。
まとめ
「だれでもモバイル」は、携帯ブラックでも契約可能な携帯電話サービスとして、これからさらに注目されること間違いありません。
従来の大手キャリアや格安SIMサービスとは異なり、ほぼ審査不要で利用できることから、多くの方々に支えられてきました。
このサービスは2024年2月25日には、携帯ブラックリストに関する情報提供を行い、さらに広い範囲での利用を目指しています。また、テレコムサービス協会(テレサ協会)への加入も決定しており、未払い者情報の他社共有を通じて業界の健全化を推進しています。
将来的には、さらに多くの契約者を獲得し、行政からの紹介も増えると予想されます。
携帯料金の滞納やブラックリスト入りによって携帯契約が困難になっている方々にとって、「だれでもモバイル」は唯一無二の存在です。
このような安心・安全なサービスを提供することで、「だれでもモバイル」は今後も携帯ブラックの方々にとって強力な味方であり続けることでしょう。